ST 警視庁科学特捜班 黒いモスクワ (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2004年1月16日発売)
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本棚登録 : 1558
感想 : 120
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STシリーズ3作目。なんとなく今までのものよりまとまりがあるというか、テンポもよいなと感じました。ちょうど300ページ程度ですし、舞台が海外へ移ったり、途中でSTの面々が合流してきたり、美作竹上流の話しが織り込まれていたりと、小気味よい場面転換があったおかげで前の2作にくらべ読みやすかった印象です。

そして今回は珍しく百合根が事件の真相を解明する役を担うという、これも前作からの流れとはちょっと毛色が違う展開で楽しめました。

3作目になり著者としてもだんだんとシリーズとしてのテンポや作風がより確立してきたのかしら、そんな風にも見えました。4作目からは色シリーズでST一人ひとりにスポットをあてた内容になるようでこちらも楽しみです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年12月3日
読了日 : 2020年12月2日
本棚登録日 : 2020年11月30日

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