STシリーズ4作目。この作品以降「色」シリーズとなりSTメンバーの一人ひとりにスポットをあてた作品がつづくようです。1作目はタイトルの通り”青”山をメインにすえた物語。
とはいえSTのほかの4人の活躍も十分描かれており、思いのほか青山が前面に出ている感はなかったかなと感じました。やはりSTは5人の力が発揮・結集されてこそなのだなと思います。この点は前作「黒いモスクワ」で黒崎がSTを抜けるかもしれない、という話しが交わされた場面で百合根がいった「この5人だからこそのST」というセリフそのままかもしれません。
それにしても作品から感じる青山の風貌はどことなくスクープシリーズの布施を彷彿とさせますね。飄々としてとらえどころのない感じ、それでいて見るべきところはちゃんと見ていて、いつの間にか事件の真相に近づいているあたりは瓜二つって感じです。
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- 感想投稿日 : 2020年12月8日
- 読了日 : 2020年12月6日
- 本棚登録日 : 2020年12月7日
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