16歳ルーシーの、音楽を通した成長物語。
大人らしい対応をする子どもらしくないところもあれば、友達とはしゃいだり恋をするといった年相応もしくは子どもっぽいところもあるルーシー。
そんなルーシーを変えたのは、ピアノ講師ウィル。ピアノを弾く理由、自分がまだ知らない音楽の世界、そして恋。それらを知り、考え、悩み、そこから成長できたのは、良くも悪くもウィルの存在が大きい。
やはり、楽器経験のある人にぜひ読んでほしい。楽器の演奏に必要なのは技術だけでなく、人生の中で経験するさまざまな出来事によって得る感情だろうと思っている。それを感じる作品。年齢問わず読める。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
外国文学
- 感想投稿日 : 2018年8月9日
- 読了日 : 2018年8月9日
- 本棚登録日 : 2018年8月9日
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