そして二人だけになった―Until Death Do Us Part (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2002年11月28日発売)
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本棚登録 : 3051
感想 : 308
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おぉ、もう、森ワールド全開って感じでした笑

大好きです。
ミステリそのものよりも、挿入される哲学的テーマが本当に好きなんです。難しいですけど。

物理学的な説明はほとんどわかりませんでしたが、今回は「視点」というのが全体のテーマにあるということはおぼろげにわかりました・・・。なんとなくね。


ミステリの本体に関しては、途中でトリックが分かりました(笑)
視点に注目するというヒントと、叙述トリック使っているオーラがあからさまに出ていたので、そこから何とかたどり着けました。

と、思いきや

最後の最後のどんでん返しは、全くわかんなかったです。四季さんのことがあるから、森ファンなら気づいてもよかったかもしれませんが、さすがにちょっとびっくりしました。

読後感も含めて、とても満足ゆく作品でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2015年9月9日
読了日 : 2015年9月7日
本棚登録日 : 2015年9月9日

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