集中と沈黙。人間の行動には16世紀でも、コンピュータ時代の現代に於いても共通するパターンがある。それがバースト。
マクロにみれば人間の行動パターンは既に予測可能である。原子レベルのランダムな動きを熱統計力学的にマクロな視点でとらえれば十分に記述可能であるというアナロジーが面白かった。
ビッグデータの時代では個々の人間の行動も予測可能になってしまうのだろうか。監視社会と相まって自分の動きが捉えられ、恣意的に誘導されてしまうのは心外であるが、既に始まっているともいえる。
予測する側は楽しいだろうが、予測される側はなんとなく虚しい。
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- 感想投稿日 : 2014年7月7日
- 読了日 : 2014年7月7日
- 本棚登録日 : 2014年7月7日
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