統合失調症への理解が少し深まった。彼らから見えている世界がどのようなものなのか、少しわかった気がする。
また、加賀谷さん自身の精神的なアップダウンに、統合失調症の症状自体も影響を受けてきたことが分かった。
両親への恨み、離れていった友人への恨み、そういった負の感情から頑張ってきたことが、彼自身を傷つけてきたこと。そのことで統合失調症が悪化してきたこと。
一方、このような病気であっても芸人として復活できたのは、芸人の相方(松本キック)と加賀谷さんの母親の力であったことが印象に残った。
僕自身、仕事柄精神に課題を抱えた方々に接する機会が多いが、そういう困難な状況であっても人が生きていけるのは「他者」の力が大きいと改めて思った。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
現代社会
- 感想投稿日 : 2014年12月23日
- 読了日 : 2014年12月23日
- 本棚登録日 : 2014年12月23日
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