狗賓(ぐひん)童子の島

著者 :
  • 小学館 (2015年1月28日発売)
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本棚登録 : 263
感想 : 38
5

著者の新作を読める時代に生まれていて本当に幸せだと思う。しかし、本書は発売と同時に購入したものの、この休みまで読むことができなかった。著者の作品は片手間では読むことができない。それほど詳細かつ重厚だからだ。
著者の作品の殆どは圧政に立ち向かう人々の姿を描いているが、本書はその中でも特に完成度が高いと思う。デモクラシーとは衆愚政治と直訳するそうだが、為政者が最もの望んでいるのが衆愚であると本書は訴える。言いえて妙だと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年1月1日
読了日 : 2016年1月1日
本棚登録日 : 2016年1月1日

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