バーティミアス (3) プトレマイオスの門

  • 理論社 (2005年12月8日発売)
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感想 : 147

何で主人公はナサニエルなのにタイトルにはナサニエルが入っていないのか?と思っていたけれど、本のタイトルがバーティミアスなのは、バーティミアスが生き残ったからなんだな、と思った。
プトレマイオスとバーティミアスの最後の別れ方が切ない。思い出すだけで泣けてくる。バーティミアスがプトレマイオスを助けようと必死に術を繰り出すけれど届かない、そんな最後なのがたまらなかった。
そして、ナサニエルも最終的にバーティミアスと心を通じ合って絆を作ったからこそ解放したし、解放したからこそ絆ができたんだろうな。
最後にバーティミアスがナサニエルと一緒に死ぬ覚悟をしていたところがたまらなく好きだったよ。
今は涙が止まらない。つらい。
プトレマイオスの門を通っていないから真の意味では無理かな?と思ったけれど、最後に絆ができたのだから、バーティミアスはこの後誰かに召喚されたとき、ナサニエルの姿になるのだったらいいのにな?プトレマイオスみたいに、ホクロの一つ一つまで、ちゃんと再現できることを願う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年1月6日
読了日 : 2014年1月6日
本棚登録日 : 2014年1月6日

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