ありえない事態が現実となることの隠喩「ブラック・スワン」。
アメリカの中枢が狙われた自爆テロ。安全神話が崩された日本の原発。
9.11米同時多発テロ事件から3.11東日本大震災までの10年間にわたる、国家間のインテリジェンス戦争を、NHKワシントン支局長だった著者がノンフィクションで描いています。
同時多発テロ以後の日米関係や、東日本大震災直後の福島第一原発への対応の裏側を知ることができます。
精度の高い情報を引き出し、素早く的確な決断を下すシステムが機能不全に陥っている日本。
危機感を覚えながら最後まで一気に読める一冊です。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
国際情勢
- 感想投稿日 : 2012年1月6日
- 読了日 : 2012年1月6日
- 本棚登録日 : 2011年12月14日
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