メカ同士が戦うというパシフィック・リム的な要素よりも、しっかりとした人間ドラマが描かれているのが気に入った。フィリップ・K・ディックの歴史改変SF「高い城」とよく比べられるけど、どちらもオリジナリティがあって楽しめた。読者をドキドキハラハラさせる生死を賭けたゲーム「USA」での展開は、何か最終的にどんでん返しがあると分かっていても、心臓をドキドキさせながら読み進めた。
そして、最後のエピローグの衝撃がスゴイ。物語の根底にあったのはこれだったのかと。エピローグで明かされる事実が、プロローグとなって大きな物語が紡がれた。主人公のベンが、こんな大きな十字架を背負いながら生きてきたとは、驚きである。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
SF
- 感想投稿日 : 2019年1月30日
- 読了日 : 2019年1月30日
- 本棚登録日 : 2019年1月27日
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