戴天

著者 :
  • 文藝春秋 (2022年5月10日発売)
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本棚登録 : 141
感想 : 20
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宦官の隊長と若僧と婢が「天」に挑む――。前作と同様、「熱い」作品。さまざまな制約のなか、己をどう貫き通すか、という物語として読んだ。凄かった。

舞台は唐・玄宗皇帝の時代。楊貴妃、安禄山といった著名な人物も出てくるが、物語の軸にあるのは「宦官」達の闘い。

華々しい闘いとはまた別に、歴史上悪しき存在として扱われがちな宦官たちが、存在意義を賭けて闘いに身を投じていく。独特でありながらも、読み手の心を揺さぶる煌めきがあった。凄い作品だ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年5月24日
読了日 : 2022年5月19日
本棚登録日 : 2022年5月19日

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