7曜日の法則

著者 :
  • 廣済堂出版 (2011年11月29日発売)
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感想 : 9
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私の場合、基本的に週末には仕事をしない主義なので、平日5日間における業務の計画をいかにうまく立てるかが成果に密接に関わってくると思います。この本には、計画を立てる時、曜日ごとの注意点を示して、仕事をうまく進めるためには、どの曜日にどのような工夫をすれば良いかが解説されています。

会議や出張など、自分の都合だけで決められない事もありますが、自分で計画できる部分については、この本に書かれていることを参考にしてみたいと思いました。特に、日曜日の過ごし方がポイントのようですね。

以下は気になったポイントです。

・曜日のコントロールから解放された人は、月曜日の朝に憂鬱な気分になることもないし、金曜日の夜に特に解放感を味わうこともない(p14)

・明治初期には土日も普通に仕事をしていたが、欧米人が土曜日や日曜日に休む習慣があったので、彼等と一緒にしていた役人が休み始めたのが日本における休日の習慣の始まり(p18)

・1週間は人生の中で最も小さな「時間の流れ」、そして、1か月、1年、さらに9年周期という単位の「時間の波」で人生は構成される(p25)

・日曜日は「ベクトル・方向性」を決める日で、「こういう1週間にする」という明確な意図を放つ、日曜日の過ごし方次第で、1週間の流れが決まる(p36、39)

・日曜日の朝は寝坊してはいけない、午前中に近くの神社に参拝する(p40)

・日曜日の午後に行動するときのポイントは、1)意図をもって行動、2)早め、軽め、ほどほど、3)大切だが緊急でないことに取り組む(p45)

・日曜日の夜に「はきものを揃える」が良いスタートを切れる秘訣(p51)

・月曜日はスタートの日ではなく、大事な人や仲間をつながる日である(p57)

・月曜日は残業をせずに、癒しのエネルギーを持つ「月」を見ながら帰ることを意識する(p75)

・火曜日には新しいことに挑戦する日、初体験がポイントで、結果をみて「良い悪い」を判断しない事(p83)

・新しい提案や代替案のない「質問」は、単なる「文句」になってしまうので注意する(p91)

・水曜日の夜にのるコツは、お掃除と整理整頓(p102)

・片づけるときは、自分なりの基準を持つこと、ポイントは「迷ったら、迷わず、捨てる」(p105)

・水曜日は、お金を象徴するアイテム「お財布」の中身を整理する日、整理するときのポイントは、1)お財布にはお金、カード以外は極力入れない、2)レシート類は財布に入れない、3)財布には10万円以上、小銭は別に持つ、4)1万円札の定位置を決めて、新札を入れる、5)おみくじ、お守りは入れない(p116)

・木曜日は「人と会うこと」が波に乗るポイント、スピード感「即断、即決、即行動」が大事、計画の変更や修正をするのも良い(p124)

・木曜日のランチは、ワンランクアップや新しいお店の開拓(p127)

・聞き上手になるポイントは、予め、たくさんの質問を用意しておくこと(p129)

・木曜日の夜は「飲みにケーション」が良い、社外や社内の人とつながる、参加人数は5人が最適(p136)

・金曜日は朝から全開モードでアクセルを踏んでも良い、ネガティブな発想や言葉は口にしない(p146)

・金曜日はいつもより早く起きて、トイレ掃除をして、外側にも磨き(オシャレ)をする(p151)

・金曜日のランチは「スイーツを分かち合う」(p156)

・土曜日は安息日でありセカセカ動き回らない、限られた時間でもよいので「ひとりの時間を持つこと」、そこで、1)本当にこれでいいのか、2)今死んでも悔いはないのか、3)そこに愛はあるのか、という問いを自分の内側に投げかける(p169,186)

・土曜日には、生きるための仕事(家事:掃除、洗濯、炊事等)をする(p174)

・土曜日には、朝シャワーをするとともに、夜には風呂に入って汚れや穢れを落とす(p182)

2012年5月15日作成

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネス術
感想投稿日 : 2012年5月15日
読了日 : 2012年5月15日
本棚登録日 : 2012年5月15日

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