本作は自己啓発本の原点であり頂点でもあると私は思っている。
あらゆる悩みは対人関係の悩みである。とアドラーは言いました。
逆に言うと、それだけ人と関わることは難しく、またどうしたらいいか答えが分からないものだと思います。
本作に書かれていることはいたってシンプル、単純明快です。
それでいて、核心をついていると感じます。
一言で勝手にまとめると、
「人は承認を渇望しており、自己の承認欲求をコントロールし相手の承認欲求を充足させるという視点を持つことで、世界の見え方は激変する」
といった気付きを与えてくれるものでした。
SNSが普及している現状も、人間の承認欲求の深さが可視化されていると捉えられます。
SNS疲れというのは、可視化されることでその深さの止まるところのなさに辟易するからでしょう。
「いいね!」では埋めることのできない人の心の渇きを埋めるヒントは、本作を読めば分かるはずです。
地に足つけて生きていこうと思えました。
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- 感想投稿日 : 2017年8月30日
- 読了日 : 2017年8月30日
- 本棚登録日 : 2017年8月23日
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