パワー・オブ・フロー: 幸運の流れをつかむ新しい哲学

  • 河出書房新社 (1999年4月1日発売)
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本棚登録 : 86
感想 : 7
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人生の「流れ」を感じることができるフロー体験について、その定義と効果、実例を紹介する。そしてそこからフローに至るための条件を検討し、実際にエクササイズにまで落とし込んでいる実践の書。

一見トンデモ本・スピリチュアル系と間違うが、その本質はチクセントミハイの「フロー体験 喜びの現象学」でも説かれているようにニューサイエンス寄りで、人間の本質追究と実践に迫った良書である。

ただしエクササイズはやや根拠に欠け、ヒント程度にとらえたほうが良い気がする。

フローに至るには自分が集中して取り組める活動を探し、それに没頭する時間を多くすることだと個人的には感じる。
それはいわゆる自己実現に近い。
その時間が多くなってくると、この本でいわれるシンクロニシティ(共時性、意味のある偶然の一致)が起こり始める。

その意味では、エクササイズは自己実現のためのヒント集だともいえ、その利用法に私は意味を感じる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 教育
感想投稿日 : 2014年4月15日
読了日 : 2014年4月15日
本棚登録日 : 2014年4月3日

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