人生の「流れ」を感じることができるフロー体験について、その定義と効果、実例を紹介する。そしてそこからフローに至るための条件を検討し、実際にエクササイズにまで落とし込んでいる実践の書。
一見トンデモ本・スピリチュアル系と間違うが、その本質はチクセントミハイの「フロー体験 喜びの現象学」でも説かれているようにニューサイエンス寄りで、人間の本質追究と実践に迫った良書である。
ただしエクササイズはやや根拠に欠け、ヒント程度にとらえたほうが良い気がする。
フローに至るには自分が集中して取り組める活動を探し、それに没頭する時間を多くすることだと個人的には感じる。
それはいわゆる自己実現に近い。
その時間が多くなってくると、この本でいわれるシンクロニシティ(共時性、意味のある偶然の一致)が起こり始める。
その意味では、エクササイズは自己実現のためのヒント集だともいえ、その利用法に私は意味を感じる。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
教育
- 感想投稿日 : 2014年4月15日
- 読了日 : 2014年4月15日
- 本棚登録日 : 2014年4月3日
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