学ぶということは、どういうことなのでしょう?
多くの知識を記憶すること?
知識とは何?
これらの問に正面から向き合っているのが本書である。
本書に登場する大事な言葉「スキーマ」の概念を抜粋しておく。
このスキーマを理解し、自分自身が持っているスキーマが何かを意識することで学び方が見えてくるのだ。
以下抜粋
私たちは日常で起こっている何かを理解するために、常に「行間を補っている」。実際には直接言われていないことの意味を自分自身で補いながら、文章、映像、あるいは日常的に経験する様々な事象を理解しているのだ。行間を補うために使う常識的な知識、これを心理学では「スキーマ」と呼んでいる
抜粋終わり
母国語を学ぶ子どもたちが、どのように言葉を理解し使いこなしていくのかを紐解きながら、学ぶこととはどいうことかを考えていく。
著者の最新作『英語独学法』でもスキーマについて触れており、本書を読むことで更に理解が深まった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
教育
- 感想投稿日 : 2021年6月20日
- 読了日 : 2021年6月20日
- 本棚登録日 : 2021年5月14日
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