日本が戦争に足を踏み入れないように、外交努力を重ね各国の大使からも信頼を得ていた広田弘毅さんの生涯を綴った作品。広田さんが重ねた努力は軍人の暴走、妨害により悉く潰されてきた。にもかかわらず東京裁判では、その軍人たちと共に処刑される。一切の弁解をしなかった広田弘毅さんの軌跡を学ぶことができる。
東京裁判の歪んだ構図も伝わってくる。
8月は、戦争に関する書籍を手にしたくなる。お勧めの一冊。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史・地理・旅行記
- 感想投稿日 : 2022年8月18日
- 読了日 : 2022年8月18日
- 本棚登録日 : 2022年8月18日
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