どんな小さな地域でも書店はあってほしいと願っている。知や情報が集まっている場所であり、その地域の持つ経済的可能性を一つ押し上げる力があると思うからだ。
最近はとんとなくなったが、出張に行くたびにその場所に本屋があれば立ち寄っていた。書店にならぶ書籍からその街の様子を考えたりもする。どんな書籍が目立つところに置いてあるのか?健康に関する書籍が多いと、高齢者が多い街かもしれない。陶磁器に関する書籍が多いと、有名な焼き物がある街かもしれない。いろんな想像ができる。
ここ最近は、大型書店が増える傾向にあるが、小さな書店数が減少しているという。確かに、ネットでも書籍は購入できる。自宅まで運んでくれてありがたい。ネットでは偶然の出会いが少なく、自分の好みの書籍に偏りがちだ。書店に行くと、必ずひと回りして、どんな書籍が置いてあるのかを眺めることができる。そこで、出会った本が人生の転機となるきっかけになるかもしれない。
本書の内容に関係ない私個人の見解をつらつら書いてしまった。
本書は街の本屋の書店員が語る本屋の矜持集だと思う。一冊の本を売るために常日頃から脳みそをフル稼働させているような人が語る本屋の在り方、書店員の心構えなどを垣間見ることができる。本屋さんを経営したい人、書店員になりたい人は是非本書で予習をしましょう。笑
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ビジネス・経済
- 感想投稿日 : 2022年10月19日
- 読了日 : 2022年10月19日
- 本棚登録日 : 2022年10月16日
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