筆者である野沢さんと同じで私にも自閉症で言葉の無い長男がいる。現在少し離れた施設に入っており、一ヶ月に一度家に連れて帰っている。送って行く時に、施設に着いても降りようとしないが、無理やり降ろしている。泣かないので後ろめたさは少ないが、本人はどんな気持ちなのであろうか。それを考えると悲しくなってきた。きっと言いたいことはたくさんあるだろうに。
野沢さんは親の気持ちを代弁してくれている面もあるが、時々それは親の気持ちの内面を見透かしているようでもありドキッとさせられる。一気に読みたくなる本であった。
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- 感想投稿日 : 2010年11月11日
- 読了日 : 2010年11月11日
- 本棚登録日 : 2010年11月11日
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