さまよえる砂漠の王 (ハーレクイン・ロマンス 2587 シークの憂い 1)

  • ハーレクイン (2011年2月20日発売)
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感想 : 3
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ヒロインのライラは、しっかりと自立した賢い女性ですが、実は女王として国を治めるという重責があるが故に、そう振る舞ってきただけで、本当は弱いところもある普通の女性なんだなぁ…と、読んでいて切なくなる話でした。
弟が生まれれば、自分が結婚すれば、大切な母国は国王に統治されるのだと、自分に言い聞かせ、それまでの間は自分がしっかりしなくては…と、頑張ってきたであろう姿に胸を打たれます。
夫になったザヴィアンのころころと変わる態度と秘密を隠している姿には、ちょっとイライラさせられました。いろんな意味で、振り回されるライラが気の毒だった。
最後の最後で、ザヴィアンが、ライラには自分(支え)が必要だと気づいてくれて本当に良かった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ハーレクイン小説
感想投稿日 : 2013年1月31日
読了日 : 2012年12月20日
本棚登録日 : 2012年12月26日

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