ツァラトゥストラはこう言った 上 (岩波文庫 青 639-2)

  • 岩波書店 (1967年4月16日発売)
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ニーチェの鋭さの中に少しの狂気も感じる。


人生生きることは、悩むことに過ぎないとある者は言うが、それなら人生をたんに悩むだけになるように用いたらどうだ!

死の説教者が、他人の人生をおのれの贈物の鎖でもってますます束縛するとは何事か!

そうした連中は、人生からの脱出を説教するとともに、自らも立ち去ってくれることを私は望む!と。




女は謎、だが謎を解く鍵は一つ、それは妊娠。
女にとって男は一つの手段である。目的は常に子供。「わたしは超人を生みたい」ということでありなさい!と。

男性は危険と遊戯を求める。だから、女性をもっとも危険な玩具として求める。

男性は戦いのために教育され、女性は戦士である男性の休養のために教育されなければならない。それ以外一切は、愚劣。

男性の幸福は「われは欲する」
女性の幸福は「かれが欲する」

女性は服従することによって、みずからの表面に対する深みを見出さなければならない。

と。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2018年11月22日
読了日 : 2018年11月22日
本棚登録日 : 2018年11月22日

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