恋愛と性欲、宗教との相克。
親鸞と息子の善鸞、弟子の唯円の葛藤を中心に、『歎異抄』の教えを戯曲化した宗教文学の名作です。
青春の一時期の問題が率直に示されており、発表後一世紀近くを経た今日でも、読む者に熱烈な感動を与えます。
ずいぶん昔から本書の存在は知っていましたが、なかなか読めませんでした。
大学生の時に読むのと、今読んだのとでは、読後感はずいぶん違ったんだろうなと思います。
素晴らしい文学作品です。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文学
- 感想投稿日 : 2023年8月29日
- 読了日 : 2023年8月29日
- 本棚登録日 : 2023年8月9日
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