古代エジプト展の目玉、大きなルビーをあしらったホルスの眼。
この宝物を狙うアルセーヌ・ルパンは発掘者ボーバン博士に近づくが、博士の居城・エイグル城では奇妙な事件が発生していた。
城の密室に置かれた脅迫状、そして出没するミイラ男。
そんな中、ルパンが城に潜入させていた老女が殺される。死体は古代エジプトのスカラベと暗号の書かれた羊皮紙を持っていた。
ルパンは老女の復讐を誓い、城へ乗り込むがそこで新たに連続殺人が発生する。これもまた人の出入りが不可能な部屋だった。。。
全て古代エジプトの呪いのせいなのか。ルパンとミイラ男の対決の行方は!?
ミステリーランド、第8回配本です。二階堂さん単独の本はかなり久しぶりです。
ルパン生誕100周年ということでこの作品にされたそうです。
稚気というか、おちゃめさを感じました。こういう作品もアリ!?
暗号、古城の伝承、隠し通路などなど、子供のころに読んでいたルパンものを思い出しました。
そのままポプラ社から出されても違和感ないです。
ミステリーランドのコンセプトにもぴったりではないでしょうか。
読後、巻末の執筆陣を見ていたら「あれ?乙一さんの名前あったっけ?」
前の本を引っ張り出して調べたら笠井潔さんの名前が消えて乙一さんになっていました。
どんないきさつがあったか知りませんが乙一ファンにはうれしいでしょうね。
間違いなく「黒」だと思いますが。(←あまり読んでいないので勝手なイメージです・笑)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリ(日本)
- 感想投稿日 : 2010年9月28日
- 読了日 : 2005年12月1日
- 本棚登録日 : 2010年9月28日
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