洗脳原論

著者 :
  • 春秋社 (2000年2月15日発売)
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感想 : 50
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著者である苫米地さんの語る、洗脳に関する言論。
すごく面白かったしタメになった。

苫米地さんが経験した、オウム真理教の元信者への脱洗脳のかなり詳しい過程と、そもそもの洗脳のメカニズム、それがわかりやすい文章で書かれていて理解しやすかった。ディベートやアメリカの洗脳事情なんかも興味深かった。

とりあえず、この本を読んだことで、今まで「教育は一種の洗脳」という言い方を自分はしていたのだけど、それは今後止めようと思う。全く異なるし、教育者にも失礼だ。

無意識的にも洗脳に陥らないように、「変性意識状態」と「アンカー/トリガー」、このキーワードは忘れないようにしよう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 03_哲学
感想投稿日 : 2019年8月10日
読了日 : 2019年8月10日
本棚登録日 : 2019年8月10日

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