図書館で。シリーズ最終巻なのかな。
段々とソニンの影が薄くなったなぁと。話が個人のレベルから国家の外交問題や内政問題に発展してきたので、いつまでも侍女が大活躍してお家の一大事をうまく収めるってのも無理あるしな、とそれはそれで納得なのですが。そうすると王子に今後必要なのは国を治めていく上でのアドバイザーやよき相談者だろうからソニンもお役御免となるのかなぁと思ったり。
民があって国がある、でも国の方向性を決めるのは結局は中枢に居る人間なんだよなぁという辺りで、結局この三国がどうなっていくのかという点にあまり展望が無かったのがちょっと残念だったような。まぁ現実だって志はあれど前に進むには時間がかかるので仕方ない事なんだろうけど。
個人的には海の王子と山の狼王女が結婚して手を組んだら面白かっただろうなとは思いました。けどそうしたら主人公の国がないがしろになってしまうのか。ううむ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
児童書
- 感想投稿日 : 2021年11月9日
- 読了日 : 2021年11月4日
- 本棚登録日 : 2021年11月4日
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