平林たい子伝 妖精と妖怪のあいだ (文春文庫 む 4-13)

著者 :
  • 文藝春秋 (2008年7月10日発売)
3.40
  • (1)
  • (4)
  • (10)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 48
感想 : 6
3

図書館で。
私は存じ上げない方ですが…その時代では有名な人だったんだろうなぁという事はよくわかります。それにしても昔の人で勉強がしたかったという女性は不器用で家事が苦手だった人が多かった、というような記述にナルホド、とそれこそ膝を打つ感じ。そうか、他に何か…と探すうちに学問という道を探したんだなぁ…とすごく納得しました。

学問ができるとか頭が良いとかと男女の色恋問題や生活能力はまるで別物なんだなぁ…なんてしみじみ思いました。確かにモテそうな感じの人でもないのに随分と恋多き女性だったんだなぁ… 勿論、時代が時代なので男性が居ないとどうにも…という事はあったでしょうがやはり男性が居ないとダメな人だったんだろうな。まあでも今でも成功している女性で女性の権利を強く主張している人でもやっぱり私生活では男性が居ないとダメ、みたいな人多いものなぁ…

小説というよりは私小説で自分が体験したあれこれをかいてショッキングなほど売れたって感じなのかしらん?どうにも理解しがたい感じの方ですがこういう人が出てきてもてはやされていたのも時代だからなのかなぁなんて思いながら読み終えました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション
感想投稿日 : 2017年9月28日
読了日 : 2017年9月25日
本棚登録日 : 2017年9月25日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする