楽毅(二) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2002年3月28日発売)
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感想 : 39
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滅亡に向かう中山国の中で、楽毅は何を考え行動したのか?
葛藤と決断がこの巻のテーマだと感じました。最後の章の郭隗の章も面白いです。

印象的な文章
・孤独をつらぬくには勇気が要る。まったく援助を得られていない立場に身を置いてみて、はじめて自己と他者というものがわかる。自分で考え、自分で決断し、自分で実行する。これほど勇気を必要とすることはない。

・こころざしが高い者は、それだけ困難が多く苦悩が深いということだ。人が戦うということは、おのれと戦うということであり、勝つということは、おのれに剋つということにほかならない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史小説
感想投稿日 : 2018年9月30日
読了日 : 2018年9月23日
本棚登録日 : 2018年9月23日

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