計算ノートも3さつめ。
渚をはじめとする登場人物たちの会話に登場する問題を、思わず自分でも解いてみたくなる。
読んでる横にメモと鉛筆を置いておきたくなるくらい(笑)
ほんまに不思議なシリーズやと思う。
名探偵!?は中学二年の数学好きな少女で、事件というよりも数学のパズルを解き明かし、でもその純粋な数学を愛する思いでもって、さらに犯人の心もつかんでしまう。
起こる事件自体は、さらっと人が死んでいたりして、賛否両論はあるやろうけど、ミステリーでありながら算数や数学にこれだけ親しみを感じさせる本は僕の記憶には思いあたらない。
「学校教育から数学が姿を消してしまった」歪な世界が舞台なのに、誰もを数学の魅力に気づかせてしまう、ある意味恐ろしいシリーズ。続きが楽しみである。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
青柳碧人
- 感想投稿日 : 2012年11月23日
- 読了日 : 2012年11月23日
- 本棚登録日 : 2012年10月14日
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