江戸・深川の縫箔(刺繡)屋丸仙の娘・おちえは、「弟子入りしたい」と突然丸仙を訪れた美しい若侍・吉澤一居に心を奪われる。
旗本の家に生まれ、剣の名手でもある一居はなぜ、武士の身分を捨ててまで刺繡職人になることを切望するのか。
そして江戸中を震撼させた娘斬殺事件の行方は――。
あでやかで繊細な刺繡を生み出す職人技と、対極にあるような剣術。
ふたつの世界を舞台に、16歳の少女の葛藤と成長をみずみずしく描く。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
時代ミステリー
- 感想投稿日 : 2016年10月14日
- 読了日 : 2016年10月14日
- 本棚登録日 : 2016年10月8日
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