白洲正子さんの愛した生活や逸品を紹介する写真いっぱいで構成された本。もちろん、育つなかでいいものにいっぱい触れてきたからでもあるだろうけど、戦後に一念発起して青柳恵介や小林秀雄といった人たちのなかに入り込み、くやしい思いをしたりしながらものを見る目、それを表現する技を身につけていったのだなあ。飄々としてみえる白洲正子にもそういう一時期があったことにあらためて感銘を受けた。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2020年12月20日
- 読了日 : 2020年12月20日
- 本棚登録日 : 2020年12月20日
みんなの感想をみる