キリスト教には教義があり、教義がある。
それがキリスト教を信仰している人々の支えになっている。
しかしキリスト教は他宗教を否定する。
ところが、日本人にはそういった宗教間の対立がほとんどない。
今の日本人はキリスト教を否定しない。
日本人は無意識のうちに、日常生活の中で「禅」の教えを実践している。
だから、日本人に「宗教」は要らない。
と著者は説く。
今のお寺や仏教がいかに形骸化さえているかもよく書かれていて改めて気が付かされることも多かった。
前に読んだ著書よりは非常に読みやすく書かれている。
ドイツのお坊さんだからと思って読むと浅い気がするかもしれないが、
「迷える者の禅修行」を読むといかに厳しい修行を越えた方かがわかります。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2014年3月22日
- 読了日 : 2014年3月22日
- 本棚登録日 : 2014年3月22日
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