ブルーもしくはブルー (角川文庫 や 28-2)

著者 :
  • KADOKAWA (1996年5月20日発売)
3.38
  • (169)
  • (434)
  • (1047)
  • (75)
  • (15)
本棚登録 : 3626
感想 : 431
5

◯超面白かった。小難しいことを考えながら読めるような精神状態ではなかったので、はてどれくらい頭に入るのか。。。と思いながら読んでいても、あっという間に読み込ませてくれた。サスペンスなストーリー展開は本当に面白い。

◯冒頭、男性としてはなんとも身につまされるというか、自分の恋愛でもこのようなことを相手に
思われていたのかと思い辛くなる。なんと横道に逸れたことかと我ながら呆れる。
◯解説では、この作者のテーマは愛であると論じられていたが、情けない男性の代表としては、なんとも男性の居場所のない愛の小説であるなぁと思わされる。エゴとエゴが正面からぶつかり合って、どこまでもお互いが溶け合うことのない悲しい愛だとも思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年8月21日
読了日 : 2020年8月21日
本棚登録日 : 2020年8月20日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする