なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である

著者 :
  • 文響社 (2016年6月1日発売)
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本棚登録 : 2011
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【仕事全体の時間を見積もるには、まずやってみること】

本書を読む前は、仕事の全体像をほとんど把握せずスケジュールを調整することが多かった。よく分からない仕事であれば実際にやってみなければ、その仕事が難しいのか簡単なのかも理解できない。安請け合いせずに、まず試しにやってみて仕事の全体像を知ることが大事。

【最初の2日で8割を終わらせる】
【残りの時間は流して、より完成度を高める】

仕事は締切に間に合わせるためではなく、完成度を高めるためにスタートダッシュで集中的に終わらせる。仕事が早く終わって損することなどほとんどない。逆に、仕事がなかなか終わらず損することは山ほどある。

【仕事を縦に切れ】
【長期の仕事は小さく切り分け、各々にロケットスタート時間術を仕掛けていく】

複雑な仕事を行う場合、長期的に集中力やエネルギーを使う。定期的に行っている仕事であれば、全体像を掴むのも簡単だ。しかし、過去に経験のない仕事であれば、進捗状況を把握することすら困難になる。複雑で長期的な時間を要する仕事であれば、出来るだけセグメント化して、全体像の把握を容易にすることがとても重要だ。

【今やっている仕事だけに集中】
【崖を飛び降りながら飛行機を組み立てろ】

著者の一番主張したいことは、「ほんとうに心からやりたいことをやることが大事」ということだと思う。最高の仕事をするためには、最高の集中力がいる。最高の集中力があれば、最高のパフォーマンスが出来る。最高のパフォーマンスを出来るように、自分自身をコントロールする。これが一番難しい。しかし、自分の行動をコントロールするのではなく、目的に対する視点をコントロールする。こうすることで、余計な行動が減り、自分の行動を一つに絞ることが出来る。


『まとめ』

・大変そうな仕事は、まずやってみること
・締切は、仕事の完成度をより高めるためにある
・大きな仕事は、コツコツ小さく切り分ける
・ほんとうにやりたいことをやることが大事。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年10月22日
読了日 : 2016年10月20日
本棚登録日 : 2016年10月20日

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