光市母子殺人事件の弁護団を解任された弁護士の書いた本。最初は暴露本だろうと構えたけど血の通った言葉で語られていて面白かった。報道という権威を持った情報のみから事件を知ることの怖さを知った。人を殺すのも人だけど、弁護する人も人。不運だという言葉は被害者だけのものではなかった。父でもある夫・木村さんのインタビュー映像が生々しいが、事件で傷ついた心はどうしても回復しないものだろうなあと考えさせられた。
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- 感想投稿日 : 2008年12月25日
- 本棚登録日 : 2008年12月25日
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