優秀なスポーツ選手やCEOは優れた予測脳を持つとか、予測脳を身につけるためには、その分野での1万時間の訓練が必要であるとか、今回はマルコム・グラッドウェルの本みたいな内容なのかなーと思っていたら、後半は期待を裏切らずテクノロジーの話だった。
その優れた人間の予測脳をシステム的に実現するための方法を、数多くの事例と共に紹介。いま話題のビッグデータ関連の事例も多く、とても興味深かった。
前作の「トレードオフ」もそうだったけど、ケビン・メイニーの著書はノンフィクションなんだけど物語性があって面白い。しかも今回は前半は伏線で、「後半からが本番だ!」みたいなサプライズまで用意されていて、ヘタな小説よりもよくできたプロットだった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ビジネス書
- 感想投稿日 : 2012年6月8日
- 読了日 : 2012年6月8日
- 本棚登録日 : 2012年3月11日
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