以前買って途中で読むのをやめた本。今回読み直して,なぜ途中で読むのをやめたのか思い出しました。なんと,奥付から最後の30ページくらいがダブっている上に,ダブっている部分が逆さまに綴じられていたのです。ダブっているページの分,本来のページが綴じられていないので,読むのをやめたのでした。なので,今回もその部分は読めませんでした。内容は,神の手を持つと言われた大学に所属しない考古学者が,自ら埋めた石器などを掘り出していたことをスクープした毎日新聞が,スクープに至る経緯やその後について,書いた本です。普通には面白いですし,なにやら報道の意義について語っていますが,結局のところ,スクープの自慢に終わっています(落丁部分に書いてあるかもしれませんが)。わざわざ本を出版する必要があるのか疑問です。私としては,このような落丁をしている文庫本が珍本としての価値があるかという方が気になります。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2009年5月11日
- 読了日 : 2009年5月11日
- 本棚登録日 : 2009年5月11日
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