宮台真司と沖縄大学の仲村清司が沖縄のこれまでとこれからを語る。
20年前の一時期に沖縄に住んでいた私は、なぜ北谷にあんなショッピングモールができたのかという違和感をすごく感じていたのだが、この本はその答えを教えてくれて、すごく腑に落ちた。
あまり語られることのない沖縄の閉鎖性や内面の心理にふれ、それをふまえてどう動いていくべきかという運動論に展開していく。それは近年の宮台真司が色んなところで語っている大きなテーマであり、この本は沖縄が切り口であるが、広く民主主義を実際にどうやっていくべきかにつながっているように感じた。
これからの沖縄を考える上でも、これからの民主主義を考える上でも必読の一冊。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
沖縄
- 感想投稿日 : 2015年6月20日
- 読了日 : 2015年6月20日
- 本棚登録日 : 2015年6月7日
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