ノンフィクション「荒野へ」をショーン・ペン製作で映画化。
92年のアメリカ、恵まれた生活を捨てアラスカの荒野での生活を目指した若者クリス・マッカンドレスの物語。
「荒野へ」は作者であるジョン・クラカワーから見たクリス・マッカンドレスというものが肝であって、映画ではその表現はできない。しかしこの映画は、映画でしかできない映像や音楽での表現で「荒野へ」をロードムービーへと生まれ変わらせている。これはこれで素晴らしい作品だと思う。
実際のクリスは死ぬ前にカメラを天にかざし満足げな笑顔の自分を撮ったのだという。てっきり映画のラストシーンはそれだと思っていたのだが。。。
ノンフィクションの名作を見事に映画化し、間口を広げてくれている。
映画に感動した人は原作をぜひ読んでほしい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
映画(ロードムービー)
- 感想投稿日 : 2012年6月1日
- 読了日 : 2012年5月31日
- 本棚登録日 : 2012年5月31日
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