谷崎潤一郎の傑作といえば?で挙げる人が多い本作。感想を一言で述べると、めちゃくちゃ面白かった。ナオミに対して異常なまでの愛を感じ、全てを捧げようとする真面目で勤勉な河合譲治であるが、その愛が自分でも止めることができないほど大きなものになっていく。正直、ドン引きする部分もあるが、ナオミが実在するなら一体どこにそれほどの魅力があるのかを感じてみたい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
純文学
- 感想投稿日 : 2020年5月29日
- 読了日 : 2020年5月28日
- 本棚登録日 : 2020年1月3日
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