いたいけな瞳 (1) (小学館文庫 よE 12)

著者 :
  • 小学館 (2004年9月15日発売)
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本棚登録 : 147
感想 : 12
5

むか〜しむかし、学生時代、「吉野朔美のまんがに出てくる感じに似てるね」と、友人に言われたことがある。とはいえ、その頃は読んだことがなかったので、どう思えばいいのかがわからなかったなぁ。「幼女誘拐」いきなりガッツン!いろんなとらえ方がある。読む度ごとに惑う。子供は嫌いだ。そして、自分もそんな子供だった。「愛の名のもとに」「自殺の心得」「愛が怖くてテロが出来るか」「おとうさんといっしょ」 これまた的を得ていて、こわいくらい。妻の出産前夜。思い出のピンポンダッシュ。誰が贈った?10万円の熊のぬいぐるみ。ホールのいちごケーキ、それ、フォークと包丁で食べてみる?ふふふ。「少女漫画家の瞳には三等星の星が光る」星の名は孤独。君の瞳に永遠に輝き続けるのを待っている。締切直前の漫画家うさ子、そうだ、描くしかないのだ!読む度に、唸ってしまう・・・どっぷりだったり、あっさりだったり・・・味付けも、設定も様々、毎回感じ方も変わるのって、不思議だ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 愛しき、まんが♪イラストエッセイ♪
感想投稿日 : 2010年9月4日
読了日 : 2010年9月4日
本棚登録日 : 2010年9月4日

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コメント 1件

猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2013/05/20

「読む度に、唸ってしまう・・・」
私には吉野朔実は重くて、最近読んでない。この話も、唸ると言うか咆哮に近いかも、、、
でも、映画や本について書いたエッセイは、ネジが緩んでいて、とっても好き。
マンガでは、「HAPPY AGE」かな。。。

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