原田マハは泣かす。
物語としては落ちるところにきちんと落ちる物語で、そのなかできちんと笑と涙を盛り込む能力に長けている。
そんな気がする。
風のマジム、と同じ種類の感じの感動が読後感として残っている。
個人的に、この作品のなかでもっとも好きなのは母だ。
母の視線はどこか頼りない面もあるが、あたたかく、愛情に溢れている。
損はしない一作。
それこそ映画にしてほしい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
現代小説
- 感想投稿日 : 2017年2月12日
- 読了日 : 2017年2月12日
- 本棚登録日 : 2017年2月12日
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