キネマの神様 (文春文庫 は 40-1)

著者 :
  • 文藝春秋 (2011年5月10日発売)
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本棚登録 : 12188
感想 : 1277
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原田マハは泣かす。
物語としては落ちるところにきちんと落ちる物語で、そのなかできちんと笑と涙を盛り込む能力に長けている。
そんな気がする。
風のマジム、と同じ種類の感じの感動が読後感として残っている。

個人的に、この作品のなかでもっとも好きなのは母だ。
母の視線はどこか頼りない面もあるが、あたたかく、愛情に溢れている。

損はしない一作。
それこそ映画にしてほしい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 現代小説
感想投稿日 : 2017年2月12日
読了日 : 2017年2月12日
本棚登録日 : 2017年2月12日

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