尋常ではない皮肉の数々、物語序盤から起こる衝撃的な展開、それにさっさと順応する登場人物たち、淡々と進むシナリオ。まさに「DON'T PANIC!」
この本のせい(おかげ)で、イギリスといえば皮肉に皮肉を重ねるお国柄だと自分としては認識しています。
万人受けはしないだろうし、無理な人には全く面白くない作品だと思うけど、僕はとても好きな作品。
訳者あとがきに数字がちょくちょくおかしく書かれているとあるけど、作者的にはどうでもいいんじゃないだろうか。ノリと勢いで読ませる作品だと思うので。SFというジャンル的には駄目かもですが、それも含めて本作の魅力だと感じています。面白い本ない?と聞かれたときに勧めている本作、改めて最高です。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年4月2日
- 読了日 : 2021年4月2日
- 本棚登録日 : 2021年4月2日
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