大好きな作家・色川武大の大好きな一冊。自身の卑屈な部分を非常に繊細で絶妙に表現している。同時に、とても純粋な人間性を持っていた方なんだというのも見てとれ、読後のくどさがない。親との確執、愛情、自己との葛藤、自嘲……。誰もが持つ泥臭さを、美しい文体で著した一冊。何度でも読み返したくなる。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
エッセイ・私小説
- 感想投稿日 : 2023年4月12日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2023年4月12日
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