主人公と同じように、当たり前が当たり前ではない独自のルールを持つ世界に投げ出され、「いや、ちょっとまって、え、なに」と背中を押されて進み、この世界に慣れた頃に突如現実に戻って「これがデビュー作…だと…?」と唸ってました。
雰囲気や心情、状況を表現する言葉選びが絶妙で、知らない世界なのにいつのまにか頭の中に風景が浮かんでいる。昔あった出来事の挟み方も、本編を中断し切らなくて、好き。
伏線回収も気持ちがよかったです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
書棚
- 感想投稿日 : 2022年4月4日
- 読了日 : 2022年4月3日
- 本棚登録日 : 2022年3月10日
みんなの感想をみる