捩れ屋敷の利鈍 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2005年3月15日発売)
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本棚登録 : 3457
感想 : 252

Vシリーズ八作目。
なんとS&Mシリーズの西之園萌絵登場。
保呂草がエンジェル・マヌーヴァを所有する屋敷に招待されたら、メビウスの輪を模した屋敷に死体。ログハウス風の密室にも死体。
エンジェル・マヌーヴァをいただくだけのつもりが、同じくその屋敷に招待されていた萌絵とともに事件の最後まで付き合う羽目に。
番外編っぽく、犀川先生は電話だけ。いつもの阿漕荘のメンバーは出てこず、唯一保呂草が紅子に報告しに行って出てきただけ。
保呂草はエンジェル・マヌーヴァを諦めていなかったんだね。
メビウスの輪を模した屋敷の構造は想像してもしきれず。ただいくつものドアが続いて帯状に一周してくるのかなと思うのが精一杯でした。
閉ざされた屋敷の敷地内であることから、犯人探しというよりはやはり萌絵がいるせいかトリック中心ですね。
動機はどうでもいいところとか、萌絵と紅子はよく似ている、らしい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2017/06
感想投稿日 : 2017年7月1日
読了日 : 2017年6月20日
本棚登録日 : 2017年4月8日

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