絵双紙妖綺譚朱鱗の家

著者 :
  • KADOKAWA (1991年10月1日発売)
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本棚登録 : 44
感想 : 6
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いや、もうすごいわー。文章と絵が絡みに絡み、たとえるなら、血の混じった白粉の匂いといった印象。自己責任とはいえ、読んでいるうちにどろりとした沼地に足をとられ、もがく間もなくずぶずぶ沈んでいくようだった。読み終わってほっとため息が漏れたが、どことなく疲労感とともに、魂の一部を冊子の中に置き去りにしてきたような感がぬぐえない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 国内:ファンタジー・幻想系
感想投稿日 : 2011年11月10日
読了日 : 2011年11月10日
本棚登録日 : 2011年9月27日

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