いや、もうすごいわー。文章と絵が絡みに絡み、たとえるなら、血の混じった白粉の匂いといった印象。自己責任とはいえ、読んでいるうちにどろりとした沼地に足をとられ、もがく間もなくずぶずぶ沈んでいくようだった。読み終わってほっとため息が漏れたが、どことなく疲労感とともに、魂の一部を冊子の中に置き去りにしてきたような感がぬぐえない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
国内:ファンタジー・幻想系
- 感想投稿日 : 2011年11月10日
- 読了日 : 2011年11月10日
- 本棚登録日 : 2011年9月27日
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