これから自分が生きていく上で間違いなく参考にできる一冊。
「オトナ」の不条理さえも逆手に取って、理解し合えない他者とも折り合いを付けて事業を進めていかなければならない。
日本社会に対する痛烈な批判や「無関心のくせに依存する」日本人の精神性への嫌悪など、至る所に憤りが見られる。
しかし、憤りながらも若者への期待や「社会を変えるのは俺たちだ」と言うような気概が伝わってきた。
巻末には初心者にお勧めの参考文献や、著者にゆかりのあるNPO団体の紹介もあり、次へとつながるようになっている。
まずは、うごくことから。
『若いうちに決まるもの。それは技術や専門的な知識ではなく、「心の構え」だ。二十代で一度もリーダーとして振る舞ったことのない人が、四十代で立派なリーダーになれるとは思えない。若いころに自分の発想がことごとくダメ出しされた人が、五十代でクリエイティブなことを言い出せるのかと言ったら、それも疑問だ。そう、若いうちに培うべきなのは、試行錯誤によって生み出される、自分はできるんだ、という「心の構え」なのである。』
『「社会を変える」を仕事にできる時代を、僕たちは迎えている。』
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2011年5月18日
- 読了日 : 2011年5月17日
- 本棚登録日 : 2011年4月24日
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