ハリー・ポッターと死の秘宝 ハリー・ポッタ (Harry Potter)

  • Pottermore Publishing (2015年12月8日発売)
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本棚登録 : 438
感想 : 31
4

ハリーポッターの映画がテレビ放送される度、
子供たちに「ハリーポッターの本どこですかー!」と元気よく聞かれる。いつもは見向きもされない、93の書架が大賑わい。
ボリュームがあるので小学生で読み切る子は少数派なんだけど、秘密の部屋まで一気に読んだ、ある女の子がキラキラした目で私に言ってきた。
「私が人生で読んだ本の中で1番面白かった!」

その言葉が可愛くて可愛くて、
よし!私もシリーズ全部読むぞ!!となったのでした。
電子書籍のおかげで、この一週間、間をあけずに読み切ることができて、いい1週間だったなあ。楽しかった。


児童書として小学生におすすめできるのは「アズカバン」までかな、というのが感想。
それ以降は上下巻の分冊だし、あまりに暗くて話も複雑になるので読む子を選ぶかな。
その点で星ひとつマイナス。


さて、最終巻の感想。
なにはともあれ大円団!なんだけど、
まあちょっとしり切れとんぼだよね。
前半が長ったらしかった割に。

ネビルが成長して頼もしかったのと、
クリーチャーや愛しのドビー、つまり屋敷しもべ妖精たちが頑張ったこと、
パーシーが戻ってきたところ、
スネイプの最後の言葉。
書き出すと止まらないんだけど、
とにかく涙なくしては読み切れなかった。
(屋敷しもべ妖精、という翻訳は許していない。屋敷しもべ妖精って、センスがなさすぎる。ハウスエルフ、じゃだめだった?)
スネイプ先生はそういう立ち位置だろうな、とまあ数々の伏線をもとに考えてはいたけど、いざ突きつけられると、スネイプ先生!がんばったよ!と言いたくなる。

ホグワーツを出た3人が最後に向かところがホグワーツ、というところがまた泣かせるし面白いし、
最後の最後、ホグワーツの決戦は必見。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年2月1日
読了日 : 2021年2月1日
本棚登録日 : 2021年2月1日

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