バルバルさん (こどものとも絵本)

著者 :
  • 福音館書店 (2008年3月15日発売)
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感想 : 144
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床屋のバルバルさんシリーズ1作目!
3作目を読んだら1作目が懐かしくなって、手に取りました。

3作目に登場したおさるさんは…まさかこの、おさるさん?!

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町のはずれにある、青い屋根の小さな床屋さん。
そこの店主・バルバルさんはとても穏やかで優しい人です。

毎日たのしくお仕事をしていたバルバルさんのところに、ある日きた“おきゃくさん”とは…??

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雑誌「こどものとも」2021年4月号にて、バルバルさんの続編「バルバルさんとおさるさん」が掲載されました。
そちらもとてもおもしろかったのですが、1作目も2作目も読みたくなり、図書館で借りてきました。

そしてバルバルさんは1作目から変わらず、ダンディで笑顔の優しい店主さんでした。
バルバルさんの手によって、すっきりした顔で店をあとにしていく“おきゃくさん”たち…
それを見て、最初はその“おきゃくさん”が来たことにびっくりしていたバルバルさんも、にっこり笑顔になります。

バルバルさんのお話を読んでいると、「働くって本当はこういうことだよなあ」と、しみじみ思ってしまいます。
お金を稼ぐため、だけに働いていると、やがて人間は心をなくしていきます。
でもそのお仕事にちょっとでも喜びがあると、どんなに大変なときでも心なくさずにいられるのです。
なぜなら、その先に相手の笑顔が見えるからです。

小3の娘も、3作目を読んだあと、学校の図書館でこの1作目を借りて読み直したそうです。
オチもしっかり効いていて、何度でも読み返したくなるほっこり絵本、それが「バルバルさん」です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 絵本・児童書
感想投稿日 : 2021年4月28日
読了日 : 2021年4月25日
本棚登録日 : 2021年4月25日

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