床屋のバルバルさんシリーズ1作目!
3作目を読んだら1作目が懐かしくなって、手に取りました。
3作目に登場したおさるさんは…まさかこの、おさるさん?!
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町のはずれにある、青い屋根の小さな床屋さん。
そこの店主・バルバルさんはとても穏やかで優しい人です。
毎日たのしくお仕事をしていたバルバルさんのところに、ある日きた“おきゃくさん”とは…??
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雑誌「こどものとも」2021年4月号にて、バルバルさんの続編「バルバルさんとおさるさん」が掲載されました。
そちらもとてもおもしろかったのですが、1作目も2作目も読みたくなり、図書館で借りてきました。
そしてバルバルさんは1作目から変わらず、ダンディで笑顔の優しい店主さんでした。
バルバルさんの手によって、すっきりした顔で店をあとにしていく“おきゃくさん”たち…
それを見て、最初はその“おきゃくさん”が来たことにびっくりしていたバルバルさんも、にっこり笑顔になります。
バルバルさんのお話を読んでいると、「働くって本当はこういうことだよなあ」と、しみじみ思ってしまいます。
お金を稼ぐため、だけに働いていると、やがて人間は心をなくしていきます。
でもそのお仕事にちょっとでも喜びがあると、どんなに大変なときでも心なくさずにいられるのです。
なぜなら、その先に相手の笑顔が見えるからです。
小3の娘も、3作目を読んだあと、学校の図書館でこの1作目を借りて読み直したそうです。
オチもしっかり効いていて、何度でも読み返したくなるほっこり絵本、それが「バルバルさん」です。
- 感想投稿日 : 2021年4月28日
- 読了日 : 2021年4月25日
- 本棚登録日 : 2021年4月25日
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