著者は日本最大の広告代理店である電通に「コネ」で入社。
傍若無人な性格のためか、多くの先輩や仕事先の人に「常識外れだ」「能なしだ」と最初は毎日のように怒られていたそうです。
しかし、「学ぼう」という気持ちと努力、仕事や人生を面白くするスピリットによって、入社して数十年後には局長を勤めました。
電通といえば、激務で仕事漬けの会社、というイメージを持っている人も多いと思います。
しかし著者はその中で、「人の3倍働いて、人の3倍楽しむ」というユニークなライフスタイルを持ち、仕事や人生において大事にしてきたことが本書に書かれています。
本書を通して最も印象に残ったことは「キャッチフレーズやタイトルをつけ、楽しむことの大切さ」です。
キャッチフレーズを付けることで、同じものでも魅力的なものになる、メリハリが付けられると述べられています。
特に「20代、30代、40代、50代で何をするかテーマを持つこと」は、私自身も非常に重要だと考えています。
そのようにして人生の変化を味わうことが、ひいては人生を楽しむことに繋がると思います。
仕事も遊びも全力で楽しんだ著者から、多くを学べる素敵な一冊でした。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ビジネス
- 感想投稿日 : 2019年4月19日
- 読了日 : 2019年4月19日
- 本棚登録日 : 2019年4月19日
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