約7年間、約500億円をかけて延べ約1,000万人が従事し、約170人が殉職した黒部ダム建設工事。
彼らの紙碑として書かれた小説風ノンフィクション。
日本の工業のために、一般家庭の生活のために、尽力してくれた彼らが忘れられていくのはいやだなあ。
是非読んでください。
氷水のような湧水を浴びながら、極寒の真冬にテントで野営し、家族にも会えず、自分や部下や仲間の命の危険を案じながら、工期に追い立てられる。
もはや勇者。
その家族たちも強い!!
と同時に、人間て不思議な生き物だなと。
自らハードルを作ってそれを超えることに義務感を背負う。
バベルの塔。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年11月24日
- 読了日 : 2012年11月24日
- 本棚登録日 : 2012年10月25日
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